5.1 操縦者の行動規範及び遵守事項
5.1.1 操縦者の義務
(1)操縦者の義務の概要
航空法においては、無人航空機を安全に飛行させるため、操縦者に対して様々な義務を課している。
これらには、無人航空機を飛行させる者として遵守(じゅんしゅ)することが求められる規範(きはん)ともいうべき根本的なルールが含まれている。
(2)カテゴリーⅢ飛行の操縦者に追加で義務付けられる事項〔一等〕
カテゴリーⅢ飛行を行う場合には、操縦者は一等無人航空機操縦士の技能証明の取得が必要である。
また、その運航の管理が適切に行われることについて、国土交通大臣の許可・承認を受ける必要があるが、運航管理体制の構築に当たっては、操縦者がリスクの高い飛行を行うことについて無人航空機を飛行させる者としての責任を自覚し、運航の中心的な役割を果たさなければならない。